本日ご紹介するのは
『今様美人拾二景 しんきそう 愛宕山』です
今様美人拾二景は、全十二枚からなる英泉による美人大首絵シリーズです
美人をよく見ると下唇は緑色に見えますね
これは『笹色紅』と呼ばれ文化文政期に流行した化粧法です
笹色紅は遊女から流行が始まり高級な紅を多く必要とした為、
庶民に真似のできる化粧法ではありませんでした
そこで庶民はまず唇に墨をのせ、使用する紅の量をおさえるという裏技を用いて
緑色に近い輝きを作り出したそうです
浮世絵における美人画は、今でいうファッション誌のような側面を持ちます
美人画を通して当時の流行や話題のアイテムを知ることができますよ
当店では様々な美人画を取り揃えております
是非ご覧下さいませ
▷作品の詳細はこちらから
Kommentare